画面でわかる!ブック内を移動する~MOS Excel365&2019(2)

パソコンとタブレットの画像。MOS Excel ブック内を移動すると書いてある

ハイパーリンクを挿入する、削除する

ハイパーリンクとは、セルや図形などに、関連するデータやアドレスなどを紐づけて、クリックするとそのデータやアドレスを参照できる機能です。

同じブック内のセル・別のブックのセル・WEBページ・電子メールアドレスなどにリンクさせることができるので、よりわかりやすい資料が作れたり、目的のデータを素早く確認することができます。

挿入挿入】タブリンク〉グループのリンクボタンから行います。

ハイパーリンクを挿入する

例:セルB3「池袋店」にハイパーリンクを挿入し、セルH3の数値を参照できるようにする

ハイパーリンクを挿入したいセルB3を選択し、【挿入】タブ〈リンク〉グループのリンクボタンをクリックすると、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが表示されます。

リンク先」として上から「ファイル(既存のもの)、WEBページ」・「このドキュメント内」・「電子メールアドレス」とありますが、ここではこのワークシート内にリンクさせたいので、真ん中の「このドキュメント内」を選択します。

表示文字列」は先にセルB3を選択しているので「池袋店」が反映されています。

次に「セル参照を入力してください」の欄に「A1」と入っていますが、参照したいのはセルH3なので、A1を消して「H3」と入力します。

ハイパーリンクの挿入ダイアログボックスを開いた画面のスクリーンショット

OKをクリックすると、下の画像のように「池袋店」が青色で表示されます。

ハイパーリンクを挿入したセルの画像

「池袋店」をクリックすると、参照先であるH3にアクティブセルが移動し、数値をすぐに確認することができます。

ハイパーリンクをクリックした画面の画面のスクリーンショット

他には、例えばセルC1~G1の日付の欄に天気情報のWEBページのリンクを挿入したり、店名に各店のメールアドレスを挿入したりなどしておくと、このワークシート上だけで様々な情報を参照することができますね♪

Ctrl+Kでも簡単にできます

ヒント設定

また、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスの「ヒント設定」をクリックすると、「ハイパーリンクのヒントの設定」ダイアログボックスが表示されます。

ヒントを設定すると、ハイパーリンクを挿入したセルにポインターを合わせた時にテキストが表示されます

「池袋店」のハイパーリンクをクリックしたら何が出てくるのだろう?とわかるように、「合計数」とヒントを入れてみます。

ハイパーリンクにヒントをつける画面のスクリーンショット

OKをクリックし、「池袋店」にポインターを合わせてみると、右下(赤い矢印の先)に小さく「合計数」と表示されます。

ヒントを挿入した画面のスクリーンショット

ハイパーリンクの編集・削除

次に、ハイパーリンクの編集・削除ですが、ハイパーリンクが挿入されたセルを右クリックして行います。

ハイパーリンクを挿入したセルを右クリックして、編集・削除をする画像のスクリーンショット。

下から3段目の「ハイパーリンクの編集」を選択すると、挿入した時と同じ「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが表示され、手直しができます。

一番下の「ハイパーリンクの削除」を選択すると、クリックした瞬間リンクが消え、文字の色が黒に戻ります。

あちこちに挿入されているハイパーリンクを一度に削除するには、Ctrl+Aで全てのセルを選択し、右クリックして「ハイパーリンクの削除」を選択します。

以上でございます。

次回、

パソコンの画像。MOS Excel ワークシートやブックの書式を設定すると書いてある

では、ページ設定を変更する・行の高さや列の幅を調整する・ヘッダーやフッターをカスタマイズする を進めてまいります。

おつかれさまでした!

今回出てきたショートカットキー一覧

  • 左のワークシートから右のワークシートに移動:Ctrl+PageDown
  • 右のワークシートから左のワークシートに移動:Ctrl+PageUp
  • 検索:Ctrl+F
  • 名前の管理ダイアログボックス呼び出し:Ctrl+F3
  • ジャンプ:Ctrl+GもしくはF5
  • 数式:AltHFDU
  • 定数:AltHFDN
  • ハイパーリンク:Ctrl+K
  • 全てのハイパーリンク削除:Ctrl+Aで全てのセルを選択し、右クリックで「ハイパーリンクの削除」選択